教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAでIF文を使った条件分岐の方法

構文

構文は以下の通りです。

If 条件 Then
    条件がTrue(真)のときに実行するコード
Else
    条件がFalse(偽)のときに実行するコード
End If

解説

この構文の「条件」には、比較演算子(例えば、=, <>, >, <, >=, <=)を使って条件を設定します。「条件がTrueのときに実行するコード」と「条件がFalseのときに実行するコード」には、各条件に応じて実行したいプログラムの内容を書きます。例えば、「もし気温が30度以上ならば“暑いです”と表示し、それ以外なら“涼しいです”と表示する」という条件を設定する場合は、以下のようになります。

If 気温 >= 30 Then
    ' 暑いです と表示するコード
Else
    ' 涼しいです と表示するコード
End If

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub 温度チェック()
    Dim 気温 As Integer
    気温 = Range("A1").Value
    If 気温 >= 30 Then
        MsgBox "暑いです"
    Else
        MsgBox "涼しいです"
    End If
End Sub

このプログラムでは、セルA1に入力された値を「気温」という変数に代入し、その値が30以上かどうかをIF文でチェックします。30以上であれば「暑いです」というメッセージボックスが表示され、それ以外の場合は「涼しいです」というメッセージボックスが表示されます。

まとめ

IF文は、条件によって異なる処理を実行させるための非常に重要な構造です。条件がTrue(真)の場合とFalse(偽)の場合に実行するコードを使い分けることで、より柔軟なプログラムを作成することができます。