構文
構文は以下の通りです。
Application.ScreenUpdating = False ' 画面更新をオフにする
Application.ScreenUpdating = True ' 画面更新をオンにする
Application.ScreenUpdating = True ' 画面更新をオンにする
解説
Application.ScreenUpdating は、画面更新をオンまたはオフにするために使用します。
Falseに設定すると、Excelの画面更新が停止し、処理速度が向上します。データを大量に処理する際や複雑なマクロを実行する際に有効です。Trueに設定すると、画面更新が再び有効になります。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Sub サンプルプログラム()
Dim 行 As Double
' 画面更新をオフにする
Application.ScreenUpdating = False
' 1000行にわたるデータを更新
For 行 = 1 To 100000
Cells(行, 1).Value = "データ" & 行
Next 行
' 画面更新をオンに戻す
Application.ScreenUpdating = True
End Sub
Dim 行 As Double
' 画面更新をオフにする
Application.ScreenUpdating = False
' 1000行にわたるデータを更新
For 行 = 1 To 100000
Cells(行, 1).Value = "データ" & 行
Next 行
' 画面更新をオンに戻す
Application.ScreenUpdating = True
End Sub
上記のプログラムでは、画面更新をオフにしているため、データ入力中の画面のちらつきがなく、スムーズに処理が行われます。
まとめ
Application.ScreenUpdating を利用することで、マクロ実行時の画面のちらつきを防ぎ、処理速度を向上させることができます。特に大量のデータを扱う場合や複雑な処理を行う際には是非活用してください。