教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAで警告メッセージを非表示にする方法

構文

構文は以下の通りです。

Application.DisplayAlerts = False ' 警告メッセージを表示しない
Application.DisplayAlerts = True ' 警告メッセージを表示する

解説

Application.DisplayAlertsは、Excelで表示される警告メッセージや確認メッセージを表示するかどうかを判定します。Falseに設定すると、警告メッセージが表示されません。また、Trueに設定すると、警告メッセージが表示されます。こちらはデフォルトの設定となります。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub ブックを保存()
    ' 警告メッセージを表示しないように設定
    Application.DisplayAlerts = False
    ' ブックに変更がある場合に、保存するかどうかを判定させる
    ThisWorkbook.Close SaveChanges
    ' 警告メッセージを再度表示するように設定
    Application.DisplayAlerts = True
End Sub

上記のプログラムは、現在のブックに変更がある場合に保存するかどうかを判定しますが、Application.DisplayAlerts = Falseが指定されているので、確認のメッセージが表示されずに保存もされません。

まとめ

Application.DisplayAlertsを使うと、Excelの警告メッセージを制御することができます。これにより、特定の操作を自動化するときにユーザーの手間を省くことができます。ただし、誤って重要な警告を見逃さないように、必要に応じて適切に設定を戻すことが大切です。