構文
構文は以下の通りです。
Application.Cursor = カーソルの種類
解説
Application.Cursorは、カーソルの形状を変更するために使用されます。形状を変えることで、ユーザーに対して特定の操作を促すことができます。カーソルの種類を以下に紹介します。
【カーソルの種類】
定数 | 内容 |
xlDefault | デフォルトのカーソル形状 |
xlIBeam | I ビームカーソル(テキスト編集時のカーソル) |
xlNorthwestArrow | 北西矢印カーソル(通常の選択カーソル) |
xlWait | 待機カーソル(処理中を示すアイコン) |
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Sub カーソルの変更例()
' 通常のカーソルから待機中のカーソルに変更
Application.Cursor = xlWait
' 5秒間待ちます
Application.Wait Now() + TimeValue("00:00:05")
' 元のカーソルに戻す
Application.Cursor = xlDefault
End Sub
' 通常のカーソルから待機中のカーソルに変更
Application.Cursor = xlWait
' 5秒間待ちます
Application.Wait Now() + TimeValue("00:00:05")
' 元のカーソルに戻す
Application.Cursor = xlDefault
End Sub
上記のプログラムは、カーソルの種類を通常のカーソルから待機中のカーソルに変更し5秒間待ちます、処理が終わったら元に戻します。
まとめ
Application.Cursorを使い、処理中はユーザーに待機を知らせるためのカーソルに変更し、処理が終わったら元に戻すことができます。この方法を使うことで、ユーザーに分かりやすく操作状況を伝えることができます。