教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAでカーソル形状を変更する方法

構文

構文は以下の通りです。

Application.Cursor = カーソルの種類

解説

Application.Cursorは、カーソルの形状を変更するために使用されます。形状を変えることで、ユーザーに対して特定の操作を促すことができます。カーソルの種類を以下に紹介します。

【カーソルの種類】

定数 内容
xlDefault デフォルトのカーソル形状
xlIBeam I ビームカーソル(テキスト編集時のカーソル)
xlNorthwestArrow 北西矢印カーソル(通常の選択カーソル)
xlWait 待機カーソル(処理中を示すアイコン)

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub カーソルの変更例()
    ' 通常のカーソルから待機中のカーソルに変更
    Application.Cursor = xlWait
    ' 5秒間待ちます
    Application.Wait Now() + TimeValue("00:00:05")
    ' 元のカーソルに戻す
    Application.Cursor = xlDefault
End Sub

上記のプログラムは、カーソルの種類を通常のカーソルから待機中のカーソルに変更し5秒間待ちます、処理が終わったら元に戻します。

まとめ

Application.Cursorを使い、処理中はユーザーに待機を知らせるためのカーソルに変更し、処理が終わったら元に戻すことができます。この方法を使うことで、ユーザーに分かりやすく操作状況を伝えることができます。