構文
構文は以下の通りです。
Private Sub Workbook_SheetBeforeDoubleClick(ByVal Sh As Object, ByVal Target As Range, Cancel As Boolean)
' 実行するコードをここに書きます
End Sub
' 実行するコードをここに書きます
End Sub
解説
Workbook_SheetBeforeDoubleClickは、ブック内のシートでセルをダブルクリックしたときに発生するイベントです。Shは、ダブルクリックされたシートを表します。Targetは、ダブルクリックが行われたセル範囲を表します。Cancelは、イベントをキャンセルするかどうかを判定し、Trueに設定すると通常のセル編集モードがキャンセルされます。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Private Sub Workbook_SheetBeforeDoubleClick(ByVal Sh As Object, ByVal Target As Range, Cancel As Boolean)
' メッセージボックスを表示
MsgBox "セル " & Target.Address & " がダブルクリックされました"
' ダブルクリックによるセル編集をキャンセル
Cancel = True
End Sub
' メッセージボックスを表示
MsgBox "セル " & Target.Address & " がダブルクリックされました"
' ダブルクリックによるセル編集をキャンセル
Cancel = True
End Sub
上記のプログラムは、セルをダブルクリックすると、そのセルのアドレスが表示されるメッセージボックスが出現します。また、Cancel = Trueとすることで、通常のセル編集モードがキャンセルされます。これにより、ユーザーがセルをダブルクリックしても直接編集モードに移行しないようにします。
まとめ
Workbook_SheetBeforeDoubleClickイベントは、シート内のセルをダブルクリックしたときに処理を実行します。このイベントを利用することで、ユーザーがセルをダブルクリックしたときに、セルの内容をコピーする、特定の操作を実行するなど、さまざまな処理を実装することが可能です。