構文
構文は以下の通りです。
' シートを保護する構文
Worksheets("シート名").Protect Password:="パスワード"
' シートの保護を解除する構文
Worksheets("シート名").Unprotect Password:="パスワード"
Worksheets("シート名").Protect Password:="パスワード"
' シートの保護を解除する構文
Worksheets("シート名").Unprotect Password:="パスワード"
解説
"シート名"で指定したシートに対し、保護及び解除を行います。シート名はダブルクォーテーションで囲みます。Protectはシートを保護し、シートの内容を変更したり特定の操作を行うことができなくなります。Unprotectは保護されているシートを解除し、解除されると通常通りシートの内容を変更できます。Passwordは、保護/解除する際に使用するパスワードです。設定しておくと誤って保護解除されるのを防ぐことができます。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Sub シート保護と解除の例()
' シートを保護する
Worksheets("Sheet1").Protect Password:="abc123"
MsgBox "シートが保護されました"
' シートの保護を解除する
Worksheets("Sheet1").Unprotect Password:="abc123"
MsgBox "シートの保護が解除されました"
End Sub
' シートを保護する
Worksheets("Sheet1").Protect Password:="abc123"
MsgBox "シートが保護されました"
' シートの保護を解除する
Worksheets("Sheet1").Unprotect Password:="abc123"
MsgBox "シートの保護が解除されました"
End Sub
上記のプログラムでは、「Sheet1」という名前のシートをパスワード付きで保護し、その後に保護を解除する手順が示されています。各ステップでメッセージボックスが表示されるため、ユーザーは操作の結果を確認することができます。
まとめ
シート保護は特定のシートの内容や設定を誤って変更されないようにするために使用します。パスワードを設定することで、保護解除時にもセキュリティを確保できます。また、保護や解除の際にはメッセージボックスを使用して、ユーザーに結果を通知することができます。