構文
構文は以下の通りです。
Range("範囲").Sort Key1:=Range("キー範囲"), Order1:=xlAscending, Header:=xlYes
解説
Range("範囲")は、並べ替えを行いたいセル範囲を指定します。例えば、A1からB10までの範囲を並べ替えたい場合は、Range("A1:B10")と指定します。Key1:=Range("キー範囲")は、並べ替えの基準となる列またはセルを指定します。例えば、A列の値に基づいて並べ替えたい場合は、Range("A1:A10")と指定します。Order1:=xlAscendingは、並べ替えの順序を指定します。昇順(小さい順)に並べ替える場合はxlAscending、降順(大きい順)に並べ替える場合はxlDescendingを使います。
Header:=xlYes: 範囲の最初の行をヘッダー(タイトル行)として扱う場合はxlYes、ヘッダーがない場合はxlNoを使います。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Sub セル範囲の並べ替え()
' B2:B10の範囲をA列の値で昇順に並べ替える
Range("A1:B10").Sort Key1:=Range("A1:A10"), Order1:=xlAscending, Header:=xlYes
End Sub
' B2:B10の範囲をA列の値で昇順に並べ替える
Range("A1:B10").Sort Key1:=Range("A1:A10"), Order1:=xlAscending, Header:=xlYes
End Sub
上記のプログラムは、A1からB10の範囲を、A列の値を基準に昇順で並べ替えます。
まとめ
Range("範囲").Sortを使って、指定した範囲のセルを並べ替えることができます。並べ替えの基準となる列や並べ替え順序、ヘッダーの有無を指定することで、希望通りに並べ替えることが可能です。