構文
構文は以下の通りです。
Range("セル範囲").Font.Name = フォント名
解説
Range("セル範囲")は、どのセルやセル範囲を操作するかを指定します。たとえば、Range("A1")はセルA1を、Range("A1:C3")はセルA1からC3までの範囲を指します。Font.Nameは、指定したセルのフォントの名前(種類)を表します。このプロパティに変更したいフォントの名前を文字列として設定します。フォント名は、実際に使いたいフォントの名前を指定します。たとえば、「MS ゴシック」や「MS 明朝」など。
【フォント名】
定数 | 説明 |
"MS ゴシック" | 伝統的な日本語フォント。視認性が高く、一般的に使用されています。 |
"MS 明朝" | 縦書き、横書きの両方に対応したフォントで、文章中の読みやすさを重視しています。 |
"HGPゴシックE" | 高解像度で表示されるゴシック体。タイトルや見出しに適しています。 |
"HGP明朝E" | 高解像度で表示される明朝体。正式な文書に使用されます。 |
"HGP教科書体" | 教科書に使われるような読みやすいフォント。教育関連の資料に適しています。 |
"HGS創英角ゴシックUB" | 太く力強いゴシック体。見出しや強調したい部分に適しています。 |
"HG丸ゴシックM-PRO" | 丸みを帯びたゴシック体で、親しみやすい印象を与えます。 |
"HG正楷書体" | 正統派な楷書体で、正式な文書や招待状などに使用されます。 |
"HG正楷書体-PRO" | 楷書体のフォントで、手書き風のデザインが特徴です。 |
"HGPエレメント" | シンプルで洗練されたフォントで、クリーンなデザインが求められる場面に適しています。 |
"HGP行書体" | 行書体のフォントで、手書き風の柔らかい印象を与えます。 |
"HGP教科書体" | 教科書のような明確な文字形で、教育関連の資料に適しています。 |
"HGP創英ゴシックUB" | 太字のゴシック体で、インパクトを与えるために使用されます。 |
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Sub フォント名を変更する()
Range("B2:B5").Font.Name = "MS 明朝"
End Sub
Range("B2:B5").Font.Name = "MS 明朝"
End Sub
上記のプログラムは、B2からB5のセルのフォントを「MS 明朝」に変更します。Font.Name = "MS 明朝"で、そのセル範囲内のフォントを「MS 明朝」に変更しています。
まとめ
セルのフォント名を変更するには、Rangeオブジェクトを使って操作するセル範囲を指定し、Font.Nameプロパティに変更したいフォント名を設定します。これにより、指定したセルやセル範囲内の文字のフォントが希望するものに変わります。