構文
構文は以下の通りです。
Range("セル範囲").Font.FontStyle = フォントスタイル
解説
Range("セル範囲")は、フォントスタイルを変更したいセルの範囲を指定します。例えば、A1セルのフォントスタイルを変更したい場合はRange("A1")となります。Font.FontStyleは、フォントのスタイルを指定します。フォントスタイルには「標準」「斜体」「太字」「太字斜体」などがあります。
【フォントスタイル】
定数 | 説明 |
"標準" | 標準のスタイルに設定します。 |
"斜体" | 斜体のスタイルに設定します。 |
"太字" | 太字のスタイルに設定します。 |
"太字 斜体" | 太字+斜体(間の空白は半角)のスタイルに設定します。 |
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Sub フォントスタイル変更()
' A1セルのフォントスタイルを太字に変更します
Range("A1").Font.FontStyle = "太字"
' B2セルのフォントスタイルを斜体に変更します
Range("B2").Font.FontStyle = "斜体"
' C3セルのフォントスタイルを太字斜体に変更します
Range("C3").Font.FontStyle = "太字斜体"
End Sub
' A1セルのフォントスタイルを太字に変更します
Range("A1").Font.FontStyle = "太字"
' B2セルのフォントスタイルを斜体に変更します
Range("B2").Font.FontStyle = "斜体"
' C3セルのフォントスタイルを太字斜体に変更します
Range("C3").Font.FontStyle = "太字斜体"
End Sub
上記のプログラムは、A1セルのフォントスタイルを「太字」に変更し、次にB2セルのフォントスタイルを「斜体」に、最後にC3セルのフォントスタイルを「太字斜体」に変更しています。それぞれのセルに異なるフォントスタイルを適用することで、異なる強調表示をすることができます。
まとめ
Rangeオブジェクトを使用してセル範囲を指定し、Font.FontStyleプロパティを使うことで、「太字」「斜体」「太字斜体」などのスタイルを設定することができます。これにより、重要なデータや特定のセルを強調表示することが容易になります。