教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAでセルの文字列に上付きを設定する方法

構文

構文は以下の通りです。

' 上付きに設定
Range("セル").Characters(開始位置, 長さ).Font.Superscript = True
' 上付き解除
Range("セル").Characters(開始位置, 長さ).Font.Superscript = False

解説

Range("セル")は、上付き設定したいセルを指定します。Characters(開始位置, 長さ)は、セルの文字列の中で、何番目の文字から何文字分を対象にするかを指定します。Font.Superscript = Trueは、対象部分の文字を上付きに設定します。Trueで上付き、Falseで上付き解除になります。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub セルの上付きを設定する()
    ' A1セルの最初の3文字を上付きに設定します
    Range("A1").Characters(1, 3).Font.Superscript = True
    ' A1セルの最初の3文字の上付き設定を解除します
    Range("A1").Characters(1, 3).Font.Superscript = False
End Sub

上記のプログラムは、A1セルの最初の3文字を上付きに設定しています。たとえば、A1セルに「小学校」という文字列があった場合、「小学」の部分が上付き文字になります。

まとめ

上付き文字を設定するには、RangeとCharactersを使い、特定の文字を指定します。文字列の一部を上付きにするためには、開始位置と長さを正しく設定する必要があります。上付き文字の設定は、Font.SuperscriptをTrueにすることで行います。