構文
構文は以下の通りです。
' 下付きに設定
Range("セル").Characters(開始位置, 長さ).Font.Subscript = True
' 下付き解除
Range("セル").Characters(開始位置, 長さ).Font.Subscript = False
Range("セル").Characters(開始位置, 長さ).Font.Subscript = True
' 下付き解除
Range("セル").Characters(開始位置, 長さ).Font.Subscript = False
解説
Range("セル")は、下付き設定したいセルを指定します。Characters(開始位置, 長さ)は、セルの文字列の中で、何番目の文字から何文字分を対象にするかを指定します。Font.Subscript = Trueは、対象部分の文字を下付きに設定します。Trueで下付き、Falseで下付き解除になります。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Sub セルの文字列に下付きを設定する()
Dim 対象セル As Range
Set 対象セル = Range("A1")
' A1セルの文字列の2文字目から3文字目を下付き設定します
対象セル.Characters(2, 3).Font.Subscript = True
' A1セルの文字列の2文字目から3文字目を下付き設定解除します
対象セル.Characters(2, 3).Font.Subscript = True
End Sub
Dim 対象セル As Range
Set 対象セル = Range("A1")
' A1セルの文字列の2文字目から3文字目を下付き設定します
対象セル.Characters(2, 3).Font.Subscript = True
' A1セルの文字列の2文字目から3文字目を下付き設定解除します
対象セル.Characters(2, 3).Font.Subscript = True
End Sub
上記のプログラムは、セルA1の文字列の2文字目から3文字目(つまり2文字分)を下付き文字に設定しています。例えば、セルA1に「Hello」と入力されている場合、「e」と「l」が下付き文字になります。
まとめ
セル内の特定の文字列部分を下付き文字にすることができます。この機能を使うと、数式や特定の表現に対して視覚的な強調を加えることができます。