教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAでセルのパターンを変更する方法

構文

構文は以下の通りです。

Range("セル範囲").Interior.Pattern = パターンの種類

解説

Range("セル範囲")は、パターンを変更したいセルの範囲を指定します。例えば、Range("A1:B2")は、A1からB2までの範囲を指します。Interior.Patternは、セルの背景パターンを設定します。パターンの種類は、xlSolidやxlCheckerなどExcelで用意されているパターンの種類を指定します。

【パターンの種類】

定数 内容
xlNone 塗りつぶしなし
xlSolid 純色 (1,1)
xlGray75 75% 灰色 (1,2)
xlGray50 50% 灰色 (1,3)
xlGray25 25% 灰色 (1,4)
xlGray16 16% 灰色 (1,5)
xlGray8 8% 灰色 (1,6)
xlHorizontal 濃い横線 (2,1)
xlVertical 濃い縦線 (2,2)
xlDown 左上から右下までの濃い対角線 (2,3)
xlUp 左下から右上までの濃い対角線 (2,4)
xlChecker チェッカーボード (2,5)
xlSemiGray75 75% 濃いモアレ (2,6)
xlLightHorizontal 明るい横線 (3,1)
xlLightVertical 明るい縦線 (3,2)
xlLightDown 左上から右下までの明るい対角線 (3,3)
xlLightUp 左下から右上までの明るい対角線 (3,4)
xlGrid グリッド (3,5)
xlCrissCross 十字線 (3,6)

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub セルのパターンを変更()
    ' A1からB2までのセルの背景パターンをチェック柄に変更
    Range("A1:B2").Interior.Pattern = xlChecker
End Sub

上記のプログラムは、セルA1からB2までの範囲のパターンをチェック柄に設定します。

まとめ

Range("セル範囲").Interior.Patternを使うと、セルの背景パターンを変更できます。パターンの種類や色も自由に指定可能で、視覚的なセルの強調ができます。