ExcelVBAで改ページを水平方向/垂直方向に挿入する方法

構文

構文は以下の通りです。

' 水平方向に改ページを挿入する
Worksheets("シート名").HPageBreaks.Add Before:=Worksheets("シート名").Rows(行番号)
' 垂直方向に改ページを挿入する
Worksheets("シート名").VPageBreaks.Add Before:=Worksheets("シート名").Columns(列番号)

解説

Worksheets("シート名")には、操作したいシートを指定します。例えば、「Sheet1」という名前のシートを操作したい場合、Worksheets("Sheet1")と記述します。
HPageBreaks.Add Before:=Worksheets("シート名").Rows(行番号)は、水平方向の改ページを挿入するためのコードです。行番号の行の前に改ページが追加されます。例えば、5行目の前に改ページを挿入する場合はRows(5)を指定します。
VPageBreaks.Add Before:=Worksheets("シート名").Columns(列番号)は、垂直方向の改ページを挿入するためのコードです。列番号の列の前に改ページが追加されます。例えば、C列の前に改ページを挿入する場合はColumns(3)を指定します。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

（例1）水平方向に改ページを挿入する例

Sub 水平方向に改ページを挿入()
    Worksheets("Sheet1").HPageBreaks.Add Before:=Worksheets("Sheet1").Rows(5)
End Sub

上記のプログラムは、「Sheet1」の5行目の前に水平方向の改ページが挿入されます。

（例2）垂直方向に改ページを挿入する例

Sub 垂直方向に改ページを挿入()
    Worksheets("Sheet1").VPageBreaks.Add Before:=Worksheets("Sheet1").Columns(3)
End Sub

上記のプログラムは、「Sheet1」のC列の前に垂直方向の改ページが挿入されます。

まとめ

水平方向の改ページを挿入するには、HPageBreaks.Addを使用し、挿入したい行の前に改ページを追加します。垂直方向の改ページを挿入するには、VPageBreaks.Addを使用し、挿入したい列の前に改ページを追加します。