構文
構文は以下の通りです。
スクロールバー名.LargeChange = 数値
スクロールバー名.SmallChange = 数値
スクロールバー名.SmallChange = 数値
解説
LargeChangeは、スクロールボックスをクリックしたとき、またはページ単位で移動したときのスクロールの幅を設定します。大きな範囲をスクロールする場合に使用します。SmallChangeは、矢印ボタンをクリックしたときのスクロール幅を設定します。細かい調整を行う場合に便利です。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Private Sub UserForm_Initialize()
' スクロールバーの設定
Dim スクロールバー1 As MSForms.ScrollBar
Set スクロールバー1 = Me.ScrollBar1
' スクロール幅の設定
スクロールバー1.LargeChange = 10
スクロールバー1.SmallChange = 1
' 設定の確認
MsgBox "LargeChangeの値: " & スクロールバー1.LargeChange & vbCrLf & _
"SmallChangeの値: " & スクロールバー1.SmallChange
End Sub
' スクロールバーの設定
Dim スクロールバー1 As MSForms.ScrollBar
Set スクロールバー1 = Me.ScrollBar1
' スクロール幅の設定
スクロールバー1.LargeChange = 10
スクロールバー1.SmallChange = 1
' 設定の確認
MsgBox "LargeChangeの値: " & スクロールバー1.LargeChange & vbCrLf & _
"SmallChangeの値: " & スクロールバー1.SmallChange
End Sub
上記のプログラムは、Set スクロールバー1 = Me.ScrollBar1で、フォーム内のスクロールバーを変数にセットしています。LargeChangeはページ単位の移動幅として、SmallChangeは矢印ボタンによる細かい移動幅を設定しています。
まとめ
LargeChangeとSmallChangeを使うことで、スクロールバーの動作を調整することができます。LargeChangeで大きな移動、SmallChangeで細かい移動を設定し、ユーザーに合わせたスクロールを提供します。