教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAでFix関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

Fix(数値)

解説

Fix関数は、指定した数値の小数点以下を切り捨て、整数部分だけを返します。特に、正の数の場合はそのまま整数部分が返され、負の数の場合はゼロに向かうように小数部分が切り捨てられます。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

(例1)正の数のFix関数

Sub 正の数をFixで切り捨て()
    Dim 数 As Double
    Dim 結果 As Integer
    数 = 7.8
    結果 = Fix(数)
    MsgBox "7.8をFix関数で処理すると: " & 結果
End Sub

上記のプログラムでは、数に7.8が代入され、その後Fix関数で小数部分が切り捨てられて、結果は整数の7になります。

(例2)負の数のFix関数

Sub 負の数をFixで切り捨て()
    Dim 数 As Double
    Dim 結果 As Integer
    数 = -5.3
    結果 = Fix(数)
    MsgBox "-5.3をFix関数で処理すると: " & 結果
End Sub

上記のプログラムでは、数に-5.3が代入され、Fix関数によって小数部分が切り捨てられ、結果は-5になります。負の数の場合でも整数部分がゼロに向かって切り捨てられます。

まとめ

Fix関数は、数値の小数部分を切り捨てて整数だけを取り出すときに使います。正の数でも負の数でも使えますが、負の数の場合はゼロに向かって切り捨てられる点に注意してください。