構文
構文は以下の通りです。
Int(数値)
解説
Int関数は、小数点以下の部分を切り捨てて、整数部分のみを返す関数です。たとえば、3.8や-5.6といった数値に対して、この関数を使用すると、それぞれ3や-6が返されます。正の数の場合は切り捨てですが、負の数の場合も整数部分に近い負の数が返される点に注意が必要です。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
(例1)正の数値を使用
Sub 正の数値でInt関数を使う()
Dim 数値 As Double
Dim 結果 As Integer
数値 = 4.7
結果 = Int(数値)
MsgBox "4.7の整数部分は " & 結果 & " です。" ' 出力: 4
End Sub
Dim 数値 As Double
Dim 結果 As Integer
数値 = 4.7
結果 = Int(数値)
MsgBox "4.7の整数部分は " & 結果 & " です。" ' 出力: 4
End Sub
上記のプログラムでは、数値という変数に4.7を代入し、Int関数を使って整数部分を取得しています。4.7は4に切り捨てられ、メッセージボックスに表示されます。
(例2)負の数値を使用
Sub 負の数値でInt関数を使う()
Dim 数値 As Double
Dim 結果 As Integer
数値 = -3.4
結果 = Int(数値)
MsgBox "-3.4の整数部分は " & 結果 & " です。" ' 出力: -4
End Sub
Dim 数値 As Double
Dim 結果 As Integer
数値 = -3.4
結果 = Int(数値)
MsgBox "-3.4の整数部分は " & 結果 & " です。" ' 出力: -4
End Sub
上記のプログラムでは、数値という変数に-3.4を代入し、Int関数を使って整数部分を取得しています。負の数の場合は、小数点以下の部分が切り捨てられて、次に小さい整数(この場合は-4)が返されます。
まとめ
Int関数は小数点以下を切り捨てて整数部分を返します。正の数では、最も近い小さい整数が返され、負の数ではより負に近い整数が返されます。Int関数は、小数点を含む数値を扱う場面で便利です。