構文
構文は以下の通りです。
結果 = Rnd
解説
Rnd関数は、0から1までのランダムな数を返す関数です。返される数値は少数で、1より小さい範囲でランダムに生成されます。主に、乱数を使った計算やシミュレーションに利用されます。この関数は「擬似乱数」を生成するため、完全にランダムではありませんが、実用的な場面では十分にランダムな値が得られます。初期のシード値が同じ場合、同じ順序で乱数が生成されるため、乱数のリセットやシードの変更にはRandomizeを使うことができます。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Sub ランダム数を生成()
Dim 結果 As Single
Dim 回数 As Integer
' 乱数のシードを設定
Randomize
' 10回ランダムな数値を表示
For 回数 = 1 To 10
結果 = Rnd
MsgBox "ランダムな数: " & 結果
Next
End Sub
Dim 結果 As Single
Dim 回数 As Integer
' 乱数のシードを設定
Randomize
' 10回ランダムな数値を表示
For 回数 = 1 To 10
結果 = Rnd
MsgBox "ランダムな数: " & 結果
Next
End Sub
上記のプログラムは、Randomizeを使って乱数のシードを設定し、同じ乱数が繰り返されないようにしています。Rnd関数を使って0から1の間のランダムな数値を生成し、結果 という変数に保存しています。Forループを使って、10回ランダムな数を生成し、MsgBox関数でその数値を表示しています。
まとめ
Rnd関数は、0から1までのランダムな数値を生成する関数です。Randomize関数を使用して乱数のシードを設定することで、同じ順番の乱数を防ぎます。主にゲームやシミュレーションなど、ランダム性が必要な場面で活用されます。