教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAのWorksheetFunctionオブジェクトで使用するRoundUp関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

WorksheetFunction.RoundUp(数値, 桁数)

解説

WorksheetFunctionは、ExcelVBAの組み込みオブジェクトで、Excelのワークシート関数をVBAから呼び出す際に使用します。RoundUp関数は、数値を指定した桁数で切り上げる関数です。数値は、切り上げたい値を指定します。桁数は、小数点以下をどの桁数で切り上げるかを指定します。正の値で小数点以下の桁数を、負の値で整数部分の桁数を指定できます。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub 切り上げ例()
    ' 変数を定義
    Dim テストの点数 As Double
    Dim 桁数 As Integer
    Dim 結果 As Double
    ' 変数に値を代入
    テストの点数 = 87.456
    桁数 = 2
    ' WorksheetFunctionを使ってRoundUp関数を適用
    結果 = WorksheetFunction.RoundUp(テストの点数, 桁数)
    ' 結果を表示
    MsgBox "切り上げ後の点数は: " & 結果
End Sub

上記のプログラムは、テストの点数を「87.456」、桁数は「2」とし、小数点以下2桁で切り上げるので、結果は「87.46」となります。

まとめ

RoundUp関数は、数値を指定した桁数で切り上げるために使用されます。この関数は、計算結果を切り上げたいときや、特定の桁数で結果を丸める際に役立ちます。