教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAのWorksheetFunctionオブジェクトで使用するSum関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

WorksheetFunction.Sum(範囲または数値1, [数値2], ...)

解説

WorksheetFunctionは、ExcelVBAの組み込みオブジェクトで、Excelのワークシート関数をVBAから呼び出す際に使用します。Sum関数は、指定した範囲または数値を合計する関数です。複数の範囲や数値をカンマで区切って指定することができます。範囲または数値1は、必須の引数です。合計したいセル範囲や数値を指定します。[数値2]は省略可能な引数で、合計したい他の数値や範囲を追加で指定することができます。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub 合計を計算する()
    Dim 数値範囲 As Range
    Dim 合計値 As Double
    ' 数値範囲としてセルA1からA5を設定
    Set 数値範囲 = Range("A1:A5")
    ' WorksheetFunctionを使用して、範囲の合計を計算
    合計値 = WorksheetFunction.Sum(数値範囲)
    ' 計算結果をメッセージボックスで表示
    MsgBox "セルA1からA5までの合計は " & 合計値 & " です。"
End Sub

上記のプログラムでは、セルA1からA5の範囲に入力されている数値を合計しています。範囲全体の合計を計算し、その結果を変数合計値に格納しています。最後に、MsgBoxを使って計算結果を表示しています。

まとめ

WorksheetFunction.Sumを使うことで、指定した範囲や数値の合計を簡単に計算できます。複数のセル範囲や数値をカンマで区切って指定することで、複数の引数を合計することが可能です。計算した合計値は、他の計算に利用したり、表示することができます。