教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAのWorksheetFunctionオブジェクトで使用するAverage関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

WorksheetFunction.Average(数値1, 数値2, ..., 数値N)

解説

WorksheetFunctionは、ExcelVBAの組み込みオブジェクトで、Excelのワークシート関数をVBAから呼び出す際に使用します。Average関数は、指定された範囲や数値の平均値を計算するために使います。引数として複数の数値を受け取り、それらの平均値を返します。数値1, 数値2, ..., 数値Nには、平均値を計算したい数値やセル範囲を指定します。セル範囲を指定するときは、Rangeを使います。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub 平均を計算して表示()
    ' セルの範囲を変数で定義
    Dim 範囲 As Range
    Set 範囲 = Range("A1:A5")
    ' 平均値を計算
    Dim 平均値 As Double
    平均値 = WorksheetFunction.Average(範囲)
    ' B1セルに結果を表示
    Range("B1").Value = 平均値
    ' 結果の解説を表示
    MsgBox "A1からA5の平均値は " & 平均値 & " です!"
End Sub

上記のプログラムは、WorksheetFunction.Averageを使って、A1からA5の数値の平均値を計算します。

まとめ

WorksheetFunction.Averageは、複数の数値やセル範囲の平均値を計算するために使います。セル範囲を指定する場合、Rangeを使って範囲を指定します。計算した結果はセルに表示するか、メッセージボックスを使って表示することができます。