教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAのWorksheetFunctionオブジェクトで使用するMin関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

WorksheetFunction.Min(数値1, 数値2, ...数値N)

解説

WorksheetFunctionは、ExcelVBAの組み込みオブジェクトで、Excelのワークシート関数をVBAから呼び出す際に使用します。Min関数は、指定された複数の数値の中から最も小さい値を返す関数です。複数の数値を引数として渡し、その中で最小の値を計算します。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub 最小値を表示する()
    Dim 数値1 As Double
    Dim 数値2 As Double
    Dim 数値3 As Double
    Dim 最小値 As Double
    ' 変数に値を設定
    数値1 = 15.2
    数値2 = 9.8
    数値3 = 22.7
    ' WorksheetFunctionオブジェクトを使って最小値を取得
    最小値 = WorksheetFunction.Min(数値1, 数値2, 数値3)
    ' 結果をメッセージボックスで表示
    MsgBox "最小値は " & 最小値 & " です。"
End Sub

上記のプログラムでは、数値1, 数値2, 数値3という3つの数値を定義し、それぞれ異なる値を代入しています。WorksheetFunction.Minを使って、その3つの数値から最小値を計算し、その結果を最小値という変数に代入しています。最後に、その結果をメッセージボックスで表示しています。

まとめ

Min関数は、複数の数値の中から最小値を取得するために使用されます。引数には数値を複数指定でき、その中で最も小さい数値が返されます。