構文
構文は以下の通りです。
=UNIQUE(配列)
解説
UNIQUE関数は、範囲や配列から重複したデータを取り除きます。
引数 | 内容 |
配列 | 重複を排除範囲または配列です。ここで指定したデータから、ユニークな(重複しない)値を取り出します。 |
使用例
(例1)単純な配列から重複を取り除く
使用するデータは以下の内容です。
名前 |
田中 |
鈴木 |
田中 |
佐藤 |
数式は以下を入力します。
=UNIQUE(A2:A5)
結果は、リストの中から重複する「田中」を1つにまとめ、一意な名前を抽出します。
名前 |
田中 |
鈴木 |
佐藤 |
(例2)二次元配列から重複を取り除く(集約可)
使用するデータは以下の内容です。
名前 | 試合 |
田中 | 80 |
鈴木 | 90 |
田中 | 80 |
佐藤 | 85 |
数式は以下を入力します。
=UNIQUE(A2:B5)
結果は、完全に同じ行(「田中, 80」)が重複していたため、1行のみまとめられています。
名前 | 試合 |
田中 | 80 |
鈴木 | 90 |
佐藤 | 85 |
(例3)二次元配列から重複を取り除く(集約不可)
使用するデータは以下の内容です。
名前 | 試合 |
田中 | 80 |
鈴木 | 90 |
田中 | 75 |
佐藤 | 85 |
数式は以下を入力します。
=UNIQUE(A2:B5)
結果は、同じ「田中」でも得点が異なるため、異なる行として注目され、それぞれが出力されています。
名前 | 試合 |
田中 | 80 |
鈴木 | 90 |
田中 | 75 |
佐藤 | 85 |
まとめ
UNIQUE関数は、範囲や配列から重複したデータを取り除くのに便利な関数です。整理や分析の際に便利で、例えば同じ名前の人が複数回出てくるリストから、重複を取り込んでデータを整理するのに役立ちます。