教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAのWorksheetFunctionオブジェクトで使用するLeft関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

WorksheetFunction.Left(文字列, 文字数)

解説

WorksheetFunctionは、ExcelVBAの組み込みオブジェクトで、Excelのワークシート関数をVBAから呼び出す際に使用します。Left関数は、指定した文字列の先頭から指定した数の文字を抽出する際に使います。文字列には、取り出したい文字が含まれる文字列を指定します。文字数には、左から何文字を取得するかを指定します。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub Left関数の例()
    ' 日本語の文字列を定義
    Dim 元の文字列 As String
    元の文字列 = "こんにちは、世界"
    ' 先頭から5文字を取得
    Dim 取得文字列 As String
    取得文字列 = WorksheetFunction.Left(元の文字列, 5)
    ' 結果をメッセージボックスで表示
    MsgBox "元の文字列: " & 元の文字列 & vbCrLf & "取得した文字列: " & 取得文字列
End Sub

上記のプログラムは、Left関数を使用して、先頭から5文字(「こんにち」)を取り出しています。結果はメッセージボックスで「元の文字列: こんにちは、世界」「取得した文字列: こんにち」と表示されます。

まとめ

Left関数は、文字列の先頭から指定された文字数分だけの文字を取り出す際に便利です。使い方はシンプルですが、取り出す文字数を間違えないようにすることがポイントです。