教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAのWorksheetFunctionオブジェクトで使用するUpper関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

WorksheetFunction.Upper(文字列)

解説

WorksheetFunctionは、ExcelVBAの組み込みオブジェクトで、Excelのワークシート関数をVBAから呼び出す際に使用します。Upper関数は、指定した文字列の小文字をすべて大文字に変換します。セルに入力されたデータやプログラム内で扱う文字列を大文字に統一したいときに便利です。英語だけでなく、英数字に影響を与えますが、ひらがなやカタカナには変化がありません。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub 大文字変換()
    ' 日本語の変数を使用
    Dim 元の文字列 As String
    Dim 変換後の文字列 As String
    ' セルA1から元の文字列を取得
    元の文字列 = Range("A1").Value
    ' Upper関数を使って大文字に変換
    変換後の文字列 = WorksheetFunction.Upper(元の文字列)
    ' セルB1に変換後の文字列を表示
    Range("B1").Value = 変換後の文字列
End Sub

上記のプログラムは、Upper関数を使い、元の文字列を大文字に変換し、変換後の文字列に保存します。最後にセルB1に変換後の大文字の文字列を出力します。

まとめ

Upper関数は、文字列の小文字を大文字に変換します。プログラムで、セルの内容を簡単に大文字に統一できる便利な関数です。