構文
構文は以下の通りです。
WorksheetFunction.Not(値)
解説
WorksheetFunctionは、ExcelVBAの組み込みオブジェクトで、Excelのワークシート関数をVBAから呼び出す際に使用します。Not関数は、Excelの否定機能として使用します。値には、調べたい数字や答えを指定します。結果として、「True(真)」か「False(偽)」または数字(0はFalse、0以外はTrue)を使えます。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Sub Not関数の例()
Dim はい答え As Boolean
Dim いいえ答え As Boolean
はい答え = True
いいえ答え = WorksheetFunction.Not(はい答え)
MsgBox "はい答えは " & はい答え & " です。Not関数を使うと " & いいえ答え & " になります。"
End Sub
Dim はい答え As Boolean
Dim いいえ答え As Boolean
はい答え = True
いいえ答え = WorksheetFunction.Not(はい答え)
MsgBox "はい答えは " & はい答え & " です。Not関数を使うと " & いいえ答え & " になります。"
End Sub
上記のプログラムは、はい答えという変数に「True(はい)」を入れ、Not関数を使って、「はい答え」の反対である「False(いいえ)」をいいえ答えという変数に入れています。最後にMsgBoxで結果を表示します。
まとめ
Not関数を使うと、「はい」と「いいえ」を反対にすることができます。これは、プログラムで条件をひっくり返したいときにとても便利です。