教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAのWorksheetFunctionオブジェクトで使用するOr関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

WorksheetFunction.Or(論理式1, 論理式2, ...)

解説

WorksheetFunctionは、ExcelVBAの組み込みオブジェクトで、Excelのワークシート関数をVBAから呼び出す際に使用します。Or関数は、複数の条件の中で一つでも真(True)なら全体を真とする論理関数です。論理式1, 論理式2, ...には、真(True)か偽(False)を返す条件を入れます。複数の条件をカンマで区切って指定できます。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub Or関数の例()
    Dim 点数1 As Integer
    Dim 点数2 As Integer
    Dim 判定結果 As Boolean
    点数1 = 80
    点数2 = 90
    判定結果 = WorksheetFunction.Or(点数1 >= 85, 点数2 >= 85)
    If 判定結果 Then
        MsgBox "どちらかの点数が85点以上です"
    Else
        MsgBox "どちらの点数も85点未満です"
    End If
End Sub

上記のプログラムは、点数1と点数2という2つの変数を用意して、それぞれ80と90を代入します。また、Or関数を使って、点数1 >= 85または点数2 >= 85のどちらかが真であるかを調べます。判定結果が真であれば、「どちらかの点数が85点以上です」と表示し、「どちらの点数も85点未満です」と表示します。

まとめ

Or関数は、複数の条件の中で一つでも真(True)であれば、全体が真になります。