教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAでデバッグを行う方法

デバッグとは?

デバッグとは、プログラムの中にある「間違い」を見つけて直す作業のことです。間違いがあるとプログラムが正しく動かないため、デバッグをして間違いを見つけて直すことが大切な作業となります。

実施方法

デバッグをするための簡単なステップを紹介します。

1.プログラムを作る

まずはプログラムを作ります。例えば、「こんにちは」と表示するプログラムを作ります。

Sub 挨拶()
    MsgBox "こんにちは"
End Sub

2.デバッグモードに入る

1.のプログラムができたら、「デバッグモード」に入ります。ExcelのVBAエディタでプログラムの行番号の左側をクリックすると、赤い丸が表示されます。これを「ブレークポイント」と言います。

3.プログラムを実行する

プログラムを実行すると、ブレークポイントのところでプログラムが一時停止します。これで、プログラムがどう動いているかを一歩一歩確認できます。

4.ステップイン、ステップオーバー、ステップアウト

デバッグモードでは、「ステップイン」「ステップオーバー」「ステップアウト」という3つの操作ができます。
 ・ステップイン: プログラムの中に入って、一行ずつ詳しく見ていく方法です。
 ・ステップオーバー: プログラムの中に入らずに、次の行に進む方法です。
 ・ステップアウト: プログラムの中から出て、元の位置に戻る方法です。
これらの操作を使って、プログラムがどのように動いているかを確認します。

5.変数の確認

プログラムの中で使われている「変数」を確認することもできます。変数とは、プログラムの中で使う箱のようなもので、数値や文字を入れておくことができます。デバッグモードでは、この変数の中身がどうなっているかをチェックできます。

まとめ

デバッグはプログラムを作る上でとても大切な作業です。間違いを見つけて直すことで、プログラムが正しく動くようになります。