教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAでSplit関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

Split(文字列, 区切り文字, [制限, 比較方法])

解説

Split関数は、文字列を指定した区切り文字で分割し、配列として返す機能があります。文字列は、分割したい文字列を指定します。例えば、「りんご,みかん,ぶどう」のような文字列です。区切り文字は、文字列を分割する際に使用する文字を指定します。上記の例では、「,(カンマ)」が区切り文字です。制限(オプション)は、分割する回数を指定します。この値を省略すると、すべての区切り文字で分割されます。比較方法(オプション)は、テキストを比較する方法を指定します。vbBinaryCompare(大文字と小文字を区別)またはvbTextCompare(大文字と小文字を区別しない)を使用できます。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub 分割例()
    Dim 果物リスト As String
    Dim 分割結果() As String
    Dim 件目 As Integer
    果物リスト = "りんご,みかん,ぶどう,バナナ"
    ' Split関数を使用して果物リストを分割
    分割結果 = Split(果物リスト, ",")
    ' 結果を表示
    For 件目 = LBound(分割結果) To UBound(分割結果)
        MsgBox 分割結果(件目)
    Next
End Sub

上記のプログラムは、まず「りんご,みかん,ぶどう,バナナ」という文字列をカンマで分割し、各フルーツ名を個別の文字列として配列分割結果に格納します。その後、MsgBoxを使って分割された各フルーツ名を順に表示します。

まとめ

Split関数は、文字列を指定した区切り文字で分割し、配列として返す機能があります。区切り文字を指定することで、任意の場所で文字列を分割できます。分割された結果は配列に格納され、各要素を順に処理できます。