構文
構文は以下の通りです。
With オブジェクト
' ここにプロパティやメソッドを書きます
End With
' ここにプロパティやメソッドを書きます
End With
解説
With 文を使うと、あるオブジェクトに対して繰り返し同じ名前を書かずに、プロパティやメソッドを実行できます。例えば、あるシートのセルの色を変えたり、フォントを大きくしたり、値を入れたりする場合、毎回そのシートの名前を書くのは面倒です。With 文を使うと、一度だけシートの名前を書いて、その後は省略できます。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Sub A1セルに文字を入力する()
With Worksheets("Sheet1").Range("A1")
.Value = "こんにちは"
.Font.Bold = True
.Interior.Color = RGB(255, 255, 0)
End With
End Sub
With Worksheets("Sheet1").Range("A1")
.Value = "こんにちは"
.Font.Bold = True
.Interior.Color = RGB(255, 255, 0)
End With
End Sub
上記のプログラムでは、「Sheet1」のA1セルに「こんにちは」と書き込み、文字を太字にし、セルの背景色を黄色にしています。
まとめ
With 文を使うと、同じオブジェクトに対して繰り返し名前を書く必要がなくなり、プログラムがすっきりします。