構文
構文は以下の通りです。
(構文①)
Do While 条件
' 繰り返す処理
Loop
' 繰り返す処理
Loop
(構文②)
Do Until 条件
' 繰り返す処理
Loop
' 繰り返す処理
Loop
解説
条件付きの繰り返し処理をする場合には、Do~Loop文が便利です。その中でも、上記構文①は、「条件を満たしている間」繰り返し処理をするには、Whileキーワードを組み合わせて構文を作ります。これは、条件がTrue(真)の間、繰り返し処理が行われます。また、上記構文②は、「条件を満たすまで」繰り返し処理をするには、Untilキーワードを組み合わせて構文を作ります。こちらは、条件がFalse(偽)の間、繰り返し処理が行われます。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
(例1)「条件を満たしている間」処理を実行
Sub 数を数える()
Dim 数字 As Integer
数字 = 1
Do While 数字 <= 10
MsgBox 数字
数字 = 数字 + 1
Loop
End Sub
Dim 数字 As Integer
数字 = 1
Do While 数字 <= 10
MsgBox 数字
数字 = 数字 + 1
Loop
End Sub
上記のプログラムは、数字が10以下の間は数字の内容をMsgBoxで表示します。
(例2)「条件を満たすまで」処理を実行
Sub 数を数える()
Dim 数字 As Integer
数字 = 1
Do Until 数字 > 10
MsgBox 数字
数字 = 数字 + 1
Loop
End Sub
Dim 数字 As Integer
数字 = 1
Do Until 数字 > 10
MsgBox 数字
数字 = 数字 + 1
Loop
End Sub
上記のプログラムは、数字が10以上になるまで数字の内容をMsgBoxで表示します。
まとめ
Do~Loop文は、繰り返し処理を行う際にとても便利な構文です。Whileキーワードを使って「条件を満たしている間」繰り返すか、Untilキーワードを使って「条件を満たすまで」繰り返すか、どちらかを選んで使ってみてください。