ExcelVBAでExit文を使った処理の途中終了方法

構文

構文は以下の通りです。

Exit Do
Exit For
Exit Sub
Exit Function

解説

VBAでは、繰り返し処理を行うためにDo～Loop文やFor～Next文を使うことができます。しかし、繰り返し処理が終了する条件を満たす前に処理を終えたい場合があります。そのときに使うのがExit文です。Exit文は、現在実行している繰り返し処理やサブルーチン、関数を途中で終了させるための命令です。具体的には以下のように使います。

構文	内容
Exit Do	Do～Loop文の繰り返しを途中で終了します。
Exit For	For～Next文の繰り返しを途中で終了します。
Exit Sub	Subプロシージャ（サブルーチン）を途中で終了します。
Exit Function	Functionプロシージャ（関数）を途中で終了します。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub 繰り返し処理の途中で終了()
    Dim 数字 As Integer
    ' 1から10までの数字を繰り返す
    For 数字 = 1 To 10
        ' 数字が5のときに繰り返し処理を終了する
        If 数字 = 5 Then
            Exit For
        End If
        ' 数字を表示する
        MsgBox 数字
    Next
End Sub

上記のプログラムを実行すると、1から4までの数字が表示された後、数字が5になった時点でFor～Next文の繰り返しが終了します。

まとめ

Exit文を使うことで、繰り返し処理やサブルーチン、関数を途中で終了させることができます。これにより、条件に応じて柔軟な処理を実行できるようになります。具体的には、Exit Do、Exit For、Exit Sub、Exit Function等があり、それぞれの用途に応じて使い分けます。プログラムの流れをコントロールする上で非常に便利な命令なので、ぜひ活用してみてください。