教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAでMid関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

Mid(文字列, 開始位置, 文字数)

解説

Mid関数は、文字列の特定の位置から指定した数の文字を取り出すための便利な関数です。文字列は、抽出したい文字を含む文字列を指定します。開始位置は、どこから文字を取り出すかを指定する数値です。1から始まります。文字数は、取り出したい文字の数を指定します。省略すると、開始位置から最後までの文字が抽出されます。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

(例1)指定された範囲の文字を抽出

Sub Mid関数の例()
    Dim 文章 As String
    Dim 結果 As String
    文章 = "今日は楽しい授業です"
    結果 = Mid(文章, 4, 3) '4番目の文字から3文字を抽出
    MsgBox 結果 '結果は「楽しい」が表示されます
End Sub

上記のプログラムでは、「今日は楽しい授業です」という文章から、4番目の文字「楽」から始めて、3文字を抽出します。その結果「楽しい」が表示されます。

(例2)最後までの文字を抽出

Sub Mid関数の例2()
    Dim 文章 As String
    Dim 結果 As String
    文章 = "明日は晴れるでしょう"
    結果 = Mid(文章, 6) '6番目の文字から最後までを抽出
    MsgBox 結果 '結果は「晴れるでしょう」が表示されます
End Sub

上記のプログラムでは、「明日は晴れるでしょう」という文章から、6番目の文字「晴」から最後までを抽出します。その結果「晴れるでしょう」が表示されます。

まとめ

Mid関数は、文字列の特定の位置から指定した数の文字を取り出すための便利な関数です。開始位置と文字数を適切に指定することで、必要な部分のみを簡単に抽出できます。特に文章の一部を取り出したい場合に役立ちます。