教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAのWorksheetFunctionオブジェクトで使用するSmall関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

WorksheetFunction.Small(配列, 順位)

解説

WorksheetFunctionは、ExcelVBAの組み込みオブジェクトで、Excelのワークシート関数をVBAから呼び出す際に使用します。Small関数は、指定した配列の中から小さい順に値を取得します。配列には、処理する範囲や数値のリストを指定します。順位には、配列内のどの順位の小さい値を取得するかを指定します。例えば、1を指定すると最小値、2を指定すると2番目に小さい値を取得します。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub 小さい値を取得()
    ' 日本語の変数を使って定義
    Dim 数値リスト As Range
    Dim 結果 As Double
    ' A1からA5の範囲に数値が入っていると仮定
    Set 数値リスト = Range("A1:A5")
    ' Small関数で2番目に小さい値を取得
    結果 = WorksheetFunction.Small(数値リスト, 2)
    ' 結果をメッセージボックスで表示
    MsgBox "2番目に小さい値は: " & 結果
End Sub

上記のプログラムでは、A1からA5の範囲に入っている数値の中から2番目に小さい値を取得し、その結果をメッセージボックスで表示しています。

まとめ

Small関数は、指定した範囲から最小値や順位に応じた小さい値を取得するために使用されます。順位を変更することで、2番目、3番目など任意の順番で小さい値を取得できます。