教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAのWorksheetFunctionオブジェクトで使用するVLookup関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

WorksheetFunction.VLookup(検索する値, 範囲, 列番号, 検索方法)

解説

WorksheetFunctionは、ExcelVBAの組み込みオブジェクトで、Excelのワークシート関数をVBAから呼び出す際に使用します。VLookup関数は、範囲から特定の情報を簡単に抽出します。検索する値には、見つけたいデータを指定します。範囲には、データが入っているセルの集まりを指定します。ここで検索が行われます。列番号には、見つけたデータから何番目の列の情報を取り出すかを指定します。検索方法には、正確に一致するものを探す場合は「False」、近いものでも良い場合は「True」を指定します。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub 商品の価格を調べる()
    Dim 商品名 As String
    Dim 価格 As Currency
    商品名 = "りんご"
    価格 = WorksheetFunction.VLookup(商品名, Range("A2:B10"), 2, False)
    MsgBox 商品名 & "の価格は" & 価格 & "円です。"
End Sub

上記のプログラムは、VLookup関数を使い、「りんご」の価格をA2からB10の範囲から探します。見つかった価格は価格という変数にセットします。最後に、MsgBoxで「りんごの価格は○○円です。」と表示します。

まとめ

VLookup関数を使うと、範囲から特定の情報を簡単に取り出すことができます。