教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAでフォーム内のテキストボックスにスクロールバーを表示する方法

構文

構文は以下の通りです。

テキストボックス名.ScrollBars = スクロールバー

解説
テキストボックス名は、フォーム上のテキストボックスの名前を指します。ScrollBarsは、テキストボックスにスクロールバーを表示するかどうか、またはどの方向に表示するかを指定します。

【スクロールバー】

定数 内容
fmScrollBarsVertical 縦方向のスクロールバーを表示する定数です
fmScrollBarsHorizontal 横方向のスクロールバーを表示する定数です
fmScrollBarsBoth 縦横両方のスクロールバーを表示する定数です
fmScrollBarsNone スクロールバーを表示しない定数です

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub スクロールバーの設定()
    ' 縦スクロールバーのみ表示
    TextBox1.ScrollBars = fmScrollBarsVertical
    ' 横スクロールバーのみ表示
    TextBox2.ScrollBars = fmScrollBarsHorizontal
    ' 縦横両方のスクロールバーを表示
    TextBox3.ScrollBars = fmScrollBarsBoth
    ' スクロールバーを非表示
    TextBox4.ScrollBars = fmScrollBarsNone
End Sub

上記のプログラムでは、4つのテキストボックスにそれぞれ異なるスクロールバーの設定を行っています。TextBox1には縦スクロールバー、TextBox2には横スクロールバー、TextBox3には縦横両方のスクロールバーを表示させています。

まとめ

テキストボックスのScrollBarsを使うことで、スクロールバーを表示する方法を指定できます。それぞれのスクロールバーの方向(縦、横、縦横両方、非表示)に応じて適切な定数を使用します。実際にコードを記述する際には、テキストボックスの名前を適切に指定し、必要なスクロールバーの方向を設定してください。