構文
構文は以下の通りです。
選択された値 = リストボックス名.Selected(番目)
解説
リストボックス名は、フォーム内のリストボックスの名前です。Selected(番目)は、リストボックスの何番目の項目が選択されているかどうかを確認します。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Dim 選択された値 As Variant
Dim 番目 As Integer
Dim メッセージ As String
' 選択された項目を表示するための文字列を初期化
メッセージ = "選択された項目: "
' リストボックス内の全ての項目をチェック
For 番目 = 0 To ListBox1.ListCount - 1
If ListBox1.Selected(番目) Then
' 選択された項目があれば、その値を取得してメッセージに追加
選択された値 = ListBox1.List(番目)
メッセージ = メッセージ & 選択された値 & vbCrLf
End If
Next
' 結果をメッセージボックスで表示
MsgBox メッセージ
Dim 番目 As Integer
Dim メッセージ As String
' 選択された項目を表示するための文字列を初期化
メッセージ = "選択された項目: "
' リストボックス内の全ての項目をチェック
For 番目 = 0 To ListBox1.ListCount - 1
If ListBox1.Selected(番目) Then
' 選択された項目があれば、その値を取得してメッセージに追加
選択された値 = ListBox1.List(番目)
メッセージ = メッセージ & 選択された値 & vbCrLf
End If
Next
' 結果をメッセージボックスで表示
MsgBox メッセージ
上記のプログラムは、For 番目 = 0 To ListBox1.ListCount - 1を使って、リストボックス内の全項目をチェックします。ListCountはリストボックス内の項目数を返します。If ListBox1.Selected(番目)で、項目が選択されているかどうかをチェックします。ListBox1.List(番目)で、選択された項目の値を取得し、変数選択された値に代入します。取得した値を変数メッセージに追加して、最後にMsgBoxで結果を表示します。
まとめ
リストボックス内で選択された複数の行を取得する方法は、ListBox1.Selected(番目)を使って確認し、選択された値をListBox1.List(番目)で取得できます。この方法で、複数行の選択に対しても対応でき、取得した値をメッセージボックスなどで表示できます。