教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

ExcelVBAのWorksheetFunctionオブジェクトで使用するInt関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

WorksheetFunction.Int(数値)

解説

WorksheetFunctionは、ExcelVBAの組み込みオブジェクトで、Excelのワークシート関数をVBAから呼び出す際に使用します。Int関数は、指定した数値の整数部分を切り捨てて返します。小数点以下を無視して最も近い整数に丸められます。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub 整数を取得する()
    Dim 小数値 As Double
    Dim 結果 As Integer
    小数値 = 12.75
    結果 = WorksheetFunction.Int(小数値)
    MsgBox "元の数値: " & 小数値 & vbCrLf & "整数部分: " & 結果
End Sub

上記のプログラムは、小数値という変数に12.75という小数を代入しています。WorksheetFunction.Intを使用して、この小数の整数部分である12を取得し、結果という変数に代入しています。最後に、メッセージボックスで元の数値と取得された整数部分を表示します。実行すると元の数値:12.75、整数部分:12が表示されます。

まとめ

Int関数は、小数点以下を切り捨てて整数部分だけを返す関数です。WorksheetFunctionを使用することで、Excelのワークシート関数をVBA内でも活用できます。