ExcelVBAでTimeValue関数の使い方

構文

構文は以下の通りです。

TimeValue(時刻文字列)

解説

TimeValue関数は、指定した時刻のシリアル値を返すために使用されます。時刻文字列には "12:30:00" や "15:45" のような時間を表す文字列を指定します。この文字列をTimeValue関数に渡すと、Excelがその文字列を「時刻」に変換してくれます。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub 時刻の計算()
    ' 変数を宣言します
    Dim 開始時間 As Date
    Dim 終了時間 As Date
    Dim 時間の差 As Double
    ' 時刻文字列を時刻に変換します
    開始時間 = TimeValue("10:00:00")
    終了時間 = TimeValue("14:30:00")
    ' 時間の差を計算します
    時間の差 = 終了時間 - 開始時間
    ' メッセージボックスで結果を表示します
    MsgBox "開始時間: " & 開始時間 & vbCrLf & _
           "終了時間: " & 終了時間 & vbCrLf & _
           "時間の差: " & 時間の差 * 24 & " 時間"
End Sub

上記のプログラムは、「開始時間」と「終了時間」という2つの時間を扱います。そして、それらの時間の差を計算して表示します。

まとめ

TimeValue関数は、文字列で表された時間を「時刻」に変換することで、時間の計算が簡単にできるようになります。