構文
比較演算子は2つの値を比較して真偽値を返します。次の比較演算子が使用できます。
演算子 | 意味 |
= | 等しい |
<> | 等しくない |
> | 大きい |
< | 小さい |
>= | 以上 |
<= | 以下 |
比較演算子は、条件式の中で使用されます。条件式は、IF文やSELECT CASE文、WHILE文などで使用されます。次の例では、IF文での条件式の例を示します。
If a = b Then
' 条件が真の場合に実行する処理を記述
Else
' 条件が偽の場合に実行する処理を記述
End If
' 条件が真の場合に実行する処理を記述
Else
' 条件が偽の場合に実行する処理を記述
End If
この場合、a = bは条件式であり、等しい演算子=が使用されています。条件式が真の場合は、IF文のブロック内のコードが実行されます。条件式が偽の場合は、ELSEブロック内のコードが実行されます。
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Sub 比較演算子の例()
Dim 数値1 As Integer
Dim 数値2 As Integer
Dim 結果 As String
数値1 = 10
数値2 = 20
If 数値1 = 数値2 Then
結果 = "数値1と数値2は等しい"
ElseIf 数値1 <> 数値2 Then
結果 = "数値1と数値2は等しくない"
End If
If 数値1 > 数値2 Then
結果 = "数値1は数値2より大きい"
ElseIf 数値1 < 数値2 Then
結果 = "数値1は数値2より小さい"
End If
If 数値1 >= 数値2 Then
結果 = "数値1は数値2以上"
ElseIf 数値1 <= 数値2 Then
結果 = "数値1は数値2以下"
End If
MsgBox 結果
End Sub
Dim 数値1 As Integer
Dim 数値2 As Integer
Dim 結果 As String
数値1 = 10
数値2 = 20
If 数値1 = 数値2 Then
結果 = "数値1と数値2は等しい"
ElseIf 数値1 <> 数値2 Then
結果 = "数値1と数値2は等しくない"
End If
If 数値1 > 数値2 Then
結果 = "数値1は数値2より大きい"
ElseIf 数値1 < 数値2 Then
結果 = "数値1は数値2より小さい"
End If
If 数値1 >= 数値2 Then
結果 = "数値1は数値2以上"
ElseIf 数値1 <= 数値2 Then
結果 = "数値1は数値2以下"
End If
MsgBox 結果
End Sub
上記のプログラムは、2つの変数(数値1と数値2)を比較し、結果をメッセージボックスで表示します。
まとめ
比較演算子は、2つの値を比較して結果を判断するために非常に重要です。それぞれの意味を理解して正しく使うことで、プログラムの条件分岐を効果的に行うことができます。