構文
構文は以下の通りです。
テキストボックス名.IMEMode = 入力モード
解説
この構文は、フォーム内に配置したテキストボックスの入力モードを設定するために使用します。テキストボックス名は、設定したいテキストボックスの名前です。IMEModeにより、テキストボックスで使用される入力モード(日本語入力、半角英数、全角英数など)を制御します。
【入力コード】
定数 | 内容 |
fmIMEModeNoControl | 制御なし |
fmIMEModeOn | IMEがオン(通常は日本語入力) |
fmIMEModeOff | IMEがオフ(通常は英数字入力) |
fmIMEModeDisable | IMEが無効 |
fmIMEModeHiragana | ひらがな入力モード |
fmIMEModeKatakana | カタカナ入力モード |
fmIMEModeKatakanaHalf | 半角カタカナ入力モード |
fmIMEModeAlphaFull | 全角英数入力モード |
fmIMEModeAlpha | 半角英数入力モード |
プログラミング例
具体的なプログラミング例を紹介します。
Private Sub UserForm_Initialize()
' テキストボックス1をひらがな入力モードに設定
テキストボックス1.IMEMode = fmIMEModeHiragana
' テキストボックス2を半角英数字入力モードに設定
テキストボックス2.IMEMode = fmIMEModeAlpha
End Sub
' テキストボックス1をひらがな入力モードに設定
テキストボックス1.IMEMode = fmIMEModeHiragana
' テキストボックス2を半角英数字入力モードに設定
テキストボックス2.IMEMode = fmIMEModeAlpha
End Sub
上記のプログラムは、ユーザーフォームが初期化されたときに実行されます。テキストボックス1はひらがな入力モードに設定され、日本語入力をスムーズに行えるようになります。一方、テキストボックス2は半角英数字入力モードに設定され、英数字の入力がしやすくなります。このように、目的に応じて異なるテキストボックスに異なる入力モードを設定することで、ユーザーの入力を効率化できます。
まとめ
フォーム内のテキストボックスに対して、IMEModeを使用して入力モードを設定できます。これにより、特定のテキストボックスでひらがな、カタカナ、半角英数、全角英数など、ユーザーが入力しやすいモードを設定することが可能です。適切なモードを選択することで、入力の効率化と正確性を向上させることができます。